資料請求で事前チェック
初めての家さがしの第一歩として、新聞の折込広告やポスティングチラシ、インターネットの不動産・住宅情報サイトで情報確認をして、現地見学に出かける方が、お家探しをされる方の7割だと言われています。
でも実際は現地見学を含めたモデルハウス見学を一日に複数件回るのは大変です。特に子育て世代の家探しでは小さな子供を連れて、一日に見学できるのは1~2件になります。その上で聞きたいことを聞き、様々な提案を受けたりモデルハウス見学などを的確にこなすのは厳しいでしょう。
また、行き当たりばったり的な分譲地見学は、得られる情報の100%が営業マン頼りになるので、信用しないわけではありませんが、事前に自分たちで下調べをして、エリアや学校区の情報などをある程度掴んだ上で、質問事項を整理してからの現地見学をお勧めします。
そこで、事前情報を掴む上で非常に便利なのがインターネットの不動産・住宅情報サイトにある「資料請求」です。不動産営業歴20年、宅地建物取引士の私がなぜ見学前に資料請求を勧めるのかを解説いたしますので、「突撃来場」で見に行く前に一読して頂ければと思います。
インターネットでの請求がオススメ
今はネットでの請求が主な請求方法です。10件に1件くらいは直接電話での請求も頂きますが、不動産会社のホームページや住宅情報サイトへの資料請求は365日24時間請求可能なので興味のある物件にいつでも請求することができます。
また、請求後に不動産会社から電話がかかって来ることがありますが、嫌なら備考コメント欄に「電話不可、連絡の際はメールでお願いします」など入れておけば良識のある会社や営業マンなら掛かってこないです。
チェックしておくポイント
まず自分たちの希望エリアや、希望の沿線からピックアップして請求してみましょう。ある程度の相場観を掴むためにも自分たちの希望予算前後の物件も請求しておいたほうが良いです。
そのうえで物件の金額差は敷地面積や建物面積、標準装備の違いなどにも表れるので必ずチェック。前面道路の接道状況や公道か私道かなど道路の種類も必ず確認しておきましよう。
ここで注意すべき点として新築分譲戸建には「価格表」が同封されてない場合もあります。
建売や企画商品で「間取り変更なし」の物件は、この区画で、この建物でいくらです!と書いた価格表が存在しますが、フリープラン(自由設計)や相場よりもやや高めの価格の物件の場合は、誤解を招くこともあり、来場時に営業から標準装備~オプションなどを含めて詳細をお伝えすることが多いです。
「その他ご希望ご要望」も活用する
以上を踏まえて資料請求をする場合は、請求フォームに【その他ご希望、ご要望等があればご記入ください。】とい欄や【備考欄】がありますので、そこに事前に調べておいて欲しい情報(近隣の保育園・幼稚園情報など)も記入しておくと、それを見た不動産営業にも、お家さがしの真剣さが少なからず伝わるので、「分譲地に来てもらう、モデルハウスを見てもらう」ことにつなげるために、お客様に喜んで頂ける資料を用意してくれます。
資料が届くと事前に自分たちで下調べをして、エリアや学校区の情報などをある程度掴んだ上で、質問事項を整理し、改めて来場予約をしてからの分譲地モデルハウス見学をお勧めいたします。少しのことですが、真剣なお客様にはより真剣にお応えするのが営業のお仕事なので、より良い物件探しの入り口として事前の資料請求をお勧めします。