分譲地見学の回数についてですが、だいたいどの方も、週末やゴールデンウイークなど、気候や天気の良い昼下がりに分譲地見学をされる事が多いですが、この時間帯やタイミングだけで見学していると、少し危険が伴います。
不動産営業まるい君
初めての家探しできれいな新築建売や大規模分譲地のきれいなモデルハウスなど、初めて見るものは全てが良く見えます。
事務員しのぶちゃん
昨日のお客さんもテンションMAXやったな。
不動産営業まるい君
そうですね。お客様が喜んで見学している姿は僕たち売る側の営業としてもうれしいもんなんですよ。でも、住み始めてその家での暮らしが始まると晴れている天気の良い日ばかりじゃないですからね。
事務員しのぶちゃん
家の中だけじゃなく、周辺の交通量やら周辺環境も大事っちゅうことやね。
不動産営業まるい君
そうなんですよ
気に入った物件があっても見学した日が日曜日なら、近くに学校や工場、トラックが頻繁に出入りする集配所があっても、休日は休んでいることがほとんどで、当然ですが、お休みの時は静かです。また平日の昼間は打って変わって、学校のアナウンス音や子供の声、風の強い日はグラウンドから砂埃が舞い洗濯物が汚れる、トラックの走行による振動や騒音など、休日では見えない環境の変化が必ずあります。
不動産営業まるい君
以前にプロパンガスを扱う会社の近所で分譲したことがあるのですが、日曜日は静かで何も気にならないのですが、平日その会社が稼働しているときは少なからず音もしますしガス臭がほのかに漂っていて販売に苦戦したことがあります。
事務員しのぶちゃん
そやな。数千万円の買い物やから買う側からしたら気になるわな!私やったらやめとくわ!
不動産営業まるい君
そうですね。近隣に嫌悪施設がある場合、ほかによほどのプラスポイントが無い限り嫌厭されます。そういう事を見抜くために平日休日朝昼夜の確認はしておくことが大事です。
昼と夜では、街並みの雰囲気や人の流れの違い、または近所にコンビニがあって便利と思っていたら、夜は学生やヤンキー連中がタムロするなど、必ず環境の変化があります。なので分譲地の見学は、平日の昼と夜、休日の昼と夜、晴れの日と雨の日の計6回は最低、足を運ぶことをお勧めします。