モデルハウスはココをチェックすべし!

モデルハウスは標準仕様じゃないよ!

実際に分譲地を見に行くと、案内されるのが「モデルハウス」また、モデルハウス見学を目的に、分譲地に足を運んでいる方がほとんど、といっても過言ではないですね。

不動産業者目線で考えると、モデルハウスは見学に来たお客様のテンションをMAXまで上げてもらうための営業ツールです。ほぼ、標準仕様でないと思ったほうが良いです。

また、実際に気に入ったモデルハウスと「同じ感じで自分好みに少しアレンジして建てたい」となると金額は上がると思ってください。今回はこの「モデルハウス」見学時の注意点をお伝えいたします。

事務員しのぶちゃん
家見に来る人ってモデルハウス見るの好きやな。

不動産営業まるい君
そうですね。僕たち営業にしてもお客さんに家を販売するうえで最大の営業ツールがモデルハウスです。だからいつもきれいに掃除や手入れをしています。

まず大手ハウスメーカーの建ち並ぶ、住宅展示場のモデルハウスは、延べ床面積60~75坪とか、あまり現実的な大きさではないので冷めてしまう人も多いのですが、気を付けるべきは現実に「好評分譲中♪」の分譲地の「モデルハウス」です。

最初はあまりその気はなく、興味本位でモデルハウスを見学し、新築で綺麗なお部屋や最新設備にハイテンションとなり、そのまま営業の口車に乗って契約してしまった・・・。というのはよくあります。


問題なければそういう買い方でも、全く構わないと思うのですが、実際に住み始めてから、引っ越しで家財道具を入れてから気づく事もあるので見学時には気を付けて現実的な目で見ることが大事になってきます。

不動産営業まるい君
モデルハウスに限らず、完成物件(建売住宅)を見学するときにも言える事ですが、自分がこの家で暮らしたら、という目線で見学すると間取りの取り方や生活導線が使いやすいのか、暮らしやすいのか、どういうコンセプトで分譲しているのか、などが見えてきますよ。

事務員しのぶちゃん
なんか難しそうやけど、私やったら直感やわ!

不動産営業まるい君
それも大事ですけどね。では具体的に確認してみましょう。

この4項目は必ずチェック

■標準で付いているコンセントの種類と内容

モデルハウスではテレビジャック・コンセント・スイッチ類の位置(場所)を確認する事。この位置によってほぼ、家具の位置が決まるからです。使いやすい配置になっているか、テレビボードを置いた時のソファやテーブルとの位置関係など。また、そこの分譲地で建てた場合の標準で用意されているコンセントと種類がどうなっているのか?例えばLDKと廊下、玄関ホール、トイレ、各居室、にはいくつあるのか?テレビジャック付き2口コンセントが何個?ガスコンセントが何個?ダイニングキッチンにはアース付きコンセントが何個?エアコンは100V?200Vはオプション?外部の防水コンセントはどこに何個標準で用意されているか?などです。各社若干の違いがあるので数社の仕様書でわかるように明示してもらい、比較検討しましょう。

 

■自分たちが計画している家具とモデルハウスの部屋のサイズ

分譲している会社によって、廊下の幅や部屋の広さなど建物の大きさが変わる場合があります。それは「モジュール」といって基本サイズに違いがあるからです。尺モジュールについては1間(いっけん)の半分いわゆる半間(はんげん)が一般的には910㎜モジュールが多く使われていますが、会社によっては900㎜やそれ以下の建物も存在するので広さには少し違いがあります。少ないですが1000㎜のメーターモジュールもありますので確認することをお勧めします。

また、モデルハウス内に置いている家具や装飾品は、容量は小さく見た目重視で尚且つ広く、カッコ良く見えるものをインテリアコーディネーターが、厳選している場合が多いので、自分たち家族が引っ越しで持っていく家具の種類と、サイズを書いた「一覧表」とスケール(メジャー)を必ず持参し自分たちがイメージしている家具を配置した場合もチェックしてみるのも良いでしょう。

 

■オプションになる仕様設備はどれか?

モデルハウスが醸し出す心地よさは、フローリングや壁クロス、建具やその他すべてを厳選したうえでプロがカラーコーディネートしている場合が多いです。また、明るく素敵な雰囲気を演出するため、オプションの間接照明などもフル装備されています。実際にモデルハウスと同じように建てた場合の金額と自分の趣味に合った雰囲気なのかをイメージすることも大切です。モデルハウスには各社、必ずオプション装備は付いています。必ず標準装備を明確に把握し差額を知っておきましょう。

 

■トイレとお風呂のサイズ

一般的には新築の戸建のトイレは1階と2階に一つずつシャワートイレが標準装備されている場合が殆どです。都市型3階建ての新築でも同じです。ただ、便器に関して、モデルハウスにはタンクレスのオシャレな便器が付いていても標準仕様のトイレ便器はタンク付きの便器の場合もあり、タンクレスの便器や2か所目のトイレの便座はシャワーのない普通便座という場合もあるので必ず確認してみましょう。

洗面化粧台に関しては、幅750㎜若しくは900㎜が新築分譲では一般的ですが見た目のゴージャス感や鏡の大きさから900㎜が人気です。3面鏡仕様になっているか?オプションなのか標準仕様なのかも一度各社のモデルハウスで比較し確認することをお勧めします。ユニットバスは一般的に「一坪サイズ」いわゆる1616サイズ(1600㎜×1600㎜)を採用している業者が多いですが、一部の業者では1620(1600㎜×2000㎜)サイズを標準採用している業者もあります。基本的には浴槽ではなく洗い場が広くなるので、体のサイズの大きいご主人には1620がオススメですが、その分ユニットバス以外の洗面や隣接するスペースの場所が狭くならないように設計段階で計画しましょう。

 

事務員しのぶちゃん
なるほどね。こんな家に住みたいな♪だけじゃなくて実際に暮らしたらどうなんや、っていう見方が大事なんやね。

 

不動産営業まるい君
そうですね。決して舞い上がらず、帰宅してモデルハウス見学の「魔法」が溶けてから、落ち着いてしっかり検討することをお勧めします。

 

事務員しのぶちゃん
魔法にかかったみたいになってはるお客さんよく居てはるもんな!

 

不動産営業まるい君
隣や裏の建物との配置具合や隣棟間、隣家との窓バッティングなども落ち着いて確認してみることも大事ですよ。

 

モデルハウスで会社の姿勢も少しわかるかも!

以上が最低限チェックするべき4項目ですが、最期に出てきた隣家との窓や室外機置場の位置関係などからは、そこの分譲会社(不動産会社)の引き渡し後のお客様に対する考え方も見え隠れします。例えば隣の家の窓同士が重なり合っている家が多い場合は引き渡し後にそこの家で暮らす人の事に対する考え方はどうなのか?当然希望の部屋の配置を優先すれば逃がしようのない窓もあります。でももう少し考えれば回避できたという場合も必ずあります。あと、モデルハウスの清掃は行き届いているか?家の中の入角にクロスのコーク切れ箇所が多くないか?などモデルハウスの管理状況からも販売する側の姿勢が見え隠れします。そのような部分も含めてのモデルハウス見学が大事ですよ。