モデルハウスとは

モデルハウス見学の件数と注意点!

購入までに何回くらい見るの?

家探しは恋愛とよく似ています。異性に対して経験が浅いころは一目ぼれしやすく、慣れてくると目移りしてしまいます。家探しも同じで、初めての家探しで、初めて出会ったモデルハウスなどは、新築で当然キレイなので、純粋に「こんな家に住んでみたい♪」と思うものです。

 

不動産営業まるい君
今回は初めての家探しでのモデルハウス見学の件数と、同じ分譲地へ足を運ぶ見学回数についてお伝えいたします。

 

モデルハウスの見学はそのモデルハウスが建っている分譲地やその周辺を含めた立地が気に入らなければ1回で終ってしまい、その後その物件に見学に行くことはないでしょうが、そこそこ気に入ると、今後の比較検討という観点からも、複数回の見学をお勧めします。

 

不動産営業まるい君
気に入った物件に出会うと当然購入を検討する事になるので、様々な目線で確認することが大事になります。そのうえでの適度な回数はと言いますと、私の経験上は同じ物件や分譲地に行くのは3~5回です。

 

事務員しのぶちゃん
なんで?1回行ったら十分やん。

 

 

買えない理由探しの見方

不動産営業まるい君
気に入らなければ1回で十分ですが、家探しの初めはモデルハウスを「プラス目線」で見ています。例えば、こんな容量の大きな収納が理想的とか、こんな部屋の配置を夢見ていたなど、自分たちの今の住まいと比べて、プラスの部分が目につきます。

 

事務員しのぶちゃん
そらぁ新築は良いもん。全部サラッぴんやし!

 

不動産営業まるい君
そうですね。気に入ったモデルハウスも初めはハイテンションで見学をしますが、2~3回目になると、今度は冷静な目線でここの部分は良いけど、ここは気になる、よく考えたらここは少し狭いとか、マイナス面に目が行ってしまい、最期には全体的にマイナスな考えで「だからここには住めない!」という否定した見方になる方もいます。

 

 

欲しいけど買えないという残念な人達

モデルハウスや分譲地にマイナス探しの見方が身についてしまうと、どの物件を見ても、最初はプラスの目線から見学が始まって、ある程度慣れてくると最期はマイナス目線で見てしまい、自分では意識していないまま、ここは良いけどここは気に入らないなど「この分譲地や家には自分たちは住めない理由を積み重ねる」見方へと変わってしまう人がいます。

買えない理由探しの見方が身についてしまうと、本当に決めるべき物件を購入できなくなり、他にもっと良い物件と巡り合えるはず!と後になるほどその思いが強くなり、数年間で数十物件も見ているが、いつまでたってもマイホーム探しの状態で、家が欲しいけど買えないという本当に残念な、一生家を持てない人になる危険があります。

 

不動産営業まるい君
私の経験上では気に入らなければ1回だけで終了し他の物件に見に行きます。また、同じ物件を3~5回見学した時点でそこそこ気に入っていて、自分たちにとって。購入するにはどうしようもない重大なネック(障害)となる問題点が4回目や5回目で出てくる事は、ほぼありませんでした。

 

事務員しのぶちゃん
購入するにあたってのどうしようもない重大なネック(障害)って、例えばどんな事?

 

不動産営業まるい君
そうですね、よくあるのは通勤や実家との距離がもう少し近ければとか、モデルハウスを見たときは頑張るから大丈夫と思っていたけど落ち着いて考えると予算的にオーバー気味なので支払いについての不安が日に日に大きくなってきたとかですね。

 

事務員しのぶちゃん
金額は多少不動産屋さんに安くしてもらっても、距離は縮められへんもんね。

 

 

不動産営業まるい君
でもね、動かしようのない距離や予算ネック以外の問題点は、多くのご家族が何らかの対策で乗り越えられる事が多いです。そこを提案するのが営業マンなんですけどね。なので、モデルハウス見学は気に入った物件があれば、2~5回の見学で真剣に購入を考えるか、諦めるかの方向性を決めるほうが良いですよ。

 

 

分譲地を含めた立地の見学回数は?

次に気に入った物件の周辺環境を含めた分譲地見学の回数についてですが、だいたいどの方も、週末やゴールデンウイークなど、気候や天気の良い昼下がりに分譲地見学をされる事が多いですが、この時間帯やタイミングだけで見学していると、少し危険が伴います。たとえば、近くに学校や工場、トラックが頻繁に出入りする集配所があっても、休日は休んでいることがほとんどで、当然ですが、お休みの時は静かです。

 

また平日の昼間は打って変わって、学校のアナウンス音や子供の声、風の強い日はグラウンドから砂埃が舞い洗濯物が汚れる、トラックの走行による振動や騒音など、休日では見えない環境の変化が必ずあります。そして昼と夜では、街並みの雰囲気や人の流れの違い、または近所にコンビニがあって便利と思っていたら、夜は学生やヤンキー連中がタムロするなど、必ず環境の変化があります。なので分譲地の見学は、平日の昼と夜、休日の昼と夜、晴れの日と雨の日なども確認しておくことをお勧めします。