お金に関すること

住宅ローンの支払い終わりの年齢は何歳が良いのか?

80歳まで住宅ローン?

現在各金融機関の住宅ローンの完済年齢は80歳で設定されている金融機関がほとんどです。では、住宅ローンを組んでマイホームを購入するにあたり、住宅ローンの支払いを終える年齢は何歳くらいが良いのか?生命保険文化センターによると平成30年の日本人男性の平均寿命が81.25歳ですが、80歳まで住宅ローンを支払というのは非現実的にも感じます。

 

事務員しのぶちゃん
無理やろ・・・。80歳まで住宅ローン払うなんか。

 

不動産営業まるい君
そうですね(笑)35歳の時に35年ローンをスタートさせれば払い終わり年齢は70歳です。でも30歳半ばや後半の方でも35年で住宅ローンを組む方はたくさんいますよ。

 

事務員しのぶちゃん
なんで?みんな無謀なん?

 

勤め先の定年制度と退職年齢は聞いておこう

今までは一般的なサラリーマンの定年は60歳というのが常識でしたが、現在では65歳が定年という企業も増えてきており、2020年には厚生労働省が希望次第で70歳まで働くことができる制度の充実として2021年4月から「70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務」とする高年齢者雇用安定法などの改正案を閣議決定しました。本来の定年制度の定年後も意欲さえあれば経験やスキルの豊富な高齢者は働く機会が増える流れになってきています。

 

不動産営業まるい君
自分は今の会社で何歳まで雇用してもらえるのか?はマイホームの購入を考えていくうえでは必ず押さえておくポイントのひとつですね。

 

事務員しのぶちゃん
年を取っても働く機会が増えるのは良いけど、健康面も関係するやん。

 

不動産営業まるい君
そうですね。もし健康面の理由で働くことが難しくなった場合は年金に関しても、今現在のお年寄りの方がもらえる金額と我々がもらえる金額では確実に我々のほうが少なくなりますから。そのぶん健康で永く働けることが大事になりますね。

 

事務員しのぶちゃん
ほんで結局何歳で終るのが良いの?

 

 

不動産営業まるい君
結論から言いますと、期間は永いめで組んで、できるだけ早く終わらせる事がベストです。

 

 

繰り上げ返済を活用

定年退職後まで住宅ローンを残さないために、支払金額が妥当であれば短い期間で住宅ローンを組むことも良いですが、返済期間を永くして毎月の返済額を抑えゆとりある生活を確保したうえで臨時収入や退職金などで繰り上げ返済していくのが理想の返済の仕方です。

 

不動産営業まるい君
繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に借入額の一部を返済する事を言います。繰り上げ返済のメリットとして毎月の通常の支払額には利息が含まれますが、繰り上げ返済の場合は全額が元金の返済に充当されます。それによって総支払額も軽減します。

 

事務員しのぶちゃん
利息が減るのはうれしいな♪

 

不動産営業まるい君
なので一旦は最長の期間で借りておき、繰り上げ返済を活用しながら支払い終わりを手前に持ってくるのが一般的です。

 

事務員しのぶちゃん
でも考えたら、借りる側も貸す側も35年後の事なんか、どうなっているかなんかわからんわな!

 

不動産営業まるい君
また、繰り上げ返済には繰り上げ返済によって減った金額分を期間の短縮にするか、毎月の返済額を軽減するかを選択することが出来ます。最も多いのが退職金で繰り上げ返済をし、期間短縮で住宅ローンを終わらせる方法です。

 

自分の勤務先はどのくらいの退職金を支給してくれるのかも抑えておくべきポイントになるので、そこからのマイホーム購入計画を立てる事も考えておいたほうが良いでしょう。ともあれ老後に大きな負担となる金額の住宅ローンは避けたほうが将来的には安心できますね。