家探しの豆知識

この不動産会社は大丈夫か?

どこを見て判断すれば?

お家を探す課程において、必ずお付き合いすることになるのが担当してくれる担当営業マンです。「マイホームを購入する」ということは、今後の暮らしを始める住環境を決めるという重大イベントです。

どちらにしても担当してくれる営業マンとは一時的なお付き合いではなく、住んでからが本当のお付き合いになります。

そして担当の営業マンも大事ですが、不動産営業マンは突然退職したりするので最終的にはそこの不動産会社とのお付き合いになります。でも初めて訪れたモデルルームや分譲地で担当してくれた営業マンが退職しそうかどうかなどわかるわけがありません。

また、住み始めてからのアフターサービスはそこの会社がしっかりしていれば問題なく受けられます。では、できる限り良い会社でお世話になりたいと考えるのが普通ですが、それはどこを見てどうジャッジしていけば良いのか? が今回のテーマになります。

 

不動産営業まるい君
分譲地やモデルハウスに行ったときに担当してくれた営業の提案や説明に良い印象を持った人は、購入後に入居してからも満足する人が多いようです。

 

事務員しのぶちゃん
コンビニでも対応の良い店員さんも居るし、「有難うございました!」って言わん店員も居るもんね。気持ち良い対応のお店には「また行こう!」ってなるもん。

 

不動産営業まるい君
そうですね。また、説明内容がわかりにくく、提案内容や対応も悪いとの印象を持ったまま購入した場合、入居した後の満足度も悪いというデータが出ています。

私も現役不動産営業なので感じる事ですが、物を買う時に対応してくれる「営業マンの内容=会社のレベルと考え方」と見られますしそう感じます。

 

事務員しのぶちゃん
なるほど~。そういう考えもできるな。

 

不動産営業まるい君
ゴリゴリと売りの強い営業担当は、会社のお客様に対する考え方がゴリゴリの売りの強い会社なのです。

 

営業マン=会社ですよ!

例えば「夜訪(やほう)(帰宅時間を狙って客宅を夜に訪問すること)」や「テレアポ」など今のご時世には嫌われるだけです。それがわかっている会社は自社の評判が落ちる夜訪やテレアポような事は営業マンに指示しませんが、一度モデルハウスや分譲地を軽い気持ちで見学しただけなのに、その日の夜から夜訪や電話の嵐が吹き荒れる場合、そこの不動産会社の考え方がそこにあると考えたほうが良いでしょう。

業種には関係なく会社にはカラーがあります。必要以上の夜訪やテレアポを営業マンが行わなければいけない背景には、営業マンに過酷なノルマを課してでも、「とにかく売る」という会社の存在と考え方があります。それがその不動産会社のカラーです。また逆にガツガツせず、丁寧にお客様のニーズを聞き出し、自分たちに合った満足のいく提案をしてくれる営業マンは、上司や会社からの指示がそうだと思います。

不動産営業まるい君
営業職はどうしても成績が大事なので、営業成績が第一の考え方は結果としてお客様第一ではなくなります。僕も含めて気を付けないといけない事ですね。

結論としまして、営業マンの対応や提案力を比べればそこの会社のレベルを判断できます。知らず知らずのうちにこちらが食い入るように話を聞いてしまい、気が付けばかなり時間が過ぎていたり、こちらが感心するような素晴らしい提案をしてくれたり、営業マンも人間なのでお客様に良い提案ができるという事は職場環境の良さにもつながります。末永くお付き合いをすることが可能な会社かどうかはまず、営業マンと触れ合い、ジャッジすることから始めていくことも大事ですね。