購入までに何回くらい見るの?
家探しは恋愛とよく似ています。異性に対して経験が浅いころは一目ぼれしやすく、慣れてくると目移りしてしまいます。家探しも同じで、初めての家探しで、初めて出会ったモデルハウスなどは、新築で当然キレイなので、純粋に「こんな家に住んでみたい♪」と思うものです。
モデルハウスの見学はそのモデルハウスが建っている分譲地やその周辺を含めた立地が気に入らなければ1回で終ってしまい、その後その物件に見学に行くことはないでしょうが、そこそこ気に入ると、今後の比較検討という観点からも、複数回の見学をお勧めします。
買えない理由探しの見方
欲しいけど買えないという残念な人達
モデルハウスや分譲地にマイナス探しの見方が身についてしまうと、どの物件を見ても、最初はプラスの目線から見学が始まって、ある程度慣れてくると最期はマイナス目線で見てしまい、自分では意識していないまま、ここは良いけどここは気に入らないなど「この分譲地や家には自分たちは住めない理由を積み重ねる」見方へと変わってしまう人がいます。
買えない理由探しの見方が身についてしまうと、本当に決めるべき物件を購入できなくなり、他にもっと良い物件と巡り合えるはず!と後になるほどその思いが強くなり、数年間で数十物件も見ているが、いつまでたってもマイホーム探しの状態で、家が欲しいけど買えないという本当に残念な、一生家を持てない人になる危険があります。
分譲地を含めた立地の見学回数は?
次に気に入った物件の周辺環境を含めた分譲地見学の回数についてですが、だいたいどの方も、週末やゴールデンウイークなど、気候や天気の良い昼下がりに分譲地見学をされる事が多いですが、この時間帯やタイミングだけで見学していると、少し危険が伴います。たとえば、近くに学校や工場、トラックが頻繁に出入りする集配所があっても、休日は休んでいることがほとんどで、当然ですが、お休みの時は静かです。
また平日の昼間は打って変わって、学校のアナウンス音や子供の声、風の強い日はグラウンドから砂埃が舞い洗濯物が汚れる、トラックの走行による振動や騒音など、休日では見えない環境の変化が必ずあります。そして昼と夜では、街並みの雰囲気や人の流れの違い、または近所にコンビニがあって便利と思っていたら、夜は学生やヤンキー連中がタムロするなど、必ず環境の変化があります。なので分譲地の見学は、平日の昼と夜、休日の昼と夜、晴れの日と雨の日なども確認しておくことをお勧めします。