その土地軟弱地盤じゃないですか?

土地と建物はセット

戸建てを購入するという事は、借地でない限り当然の事ですが、その家が建っている土地(下の地面)もセットで購入する事になります。そのうえで戸建て探しに関して、まず初めに重要なのは土地選びになります。

不動産営業まるい君
家の外観や建っている方位、間取りなど見ていくうちに妥協する部分は納得の範囲内で妥協し、それ以外の希望が叶った物件に出会うとテンションも上がって、いざ契約の運びになるのですが、そこで忘れてはいけないのはその家が建っている土地はどういう土地か?ということです。

事務員しのぶちゃん
これからそこの土地の上に建ってる家で暮らすんやから大事なことやね。

不動産営業まるい君
そう。非常に大事です。地盤の強度や過去におけるその土地の利用状況。土壌汚染の有無などある程度押さえておくことは必須ですね。

意外に多い地盤事故

土地選びの中でもその土地を購入するか否かに大きく関係するのが、地盤の強度です。地盤が弱いと将来的に様々な問題が起きることが予測されます。なかでも多いのは、軟弱な地盤の上に家を建ててしまい、不同沈下が起きて家が傾いてしまうことです。不動沈下以外を合わせた地盤事故の発生件数は1000件に10件と火災事故が1000件当たり4件から5件と比べてみてもいかに多いかがわかります。

事務員しのぶちゃん
大ショックやん!せっかく買った家が傾いたら!

不動産営業まるい君
大変ですよ、だから家探しは土地探しとも言われる所以です。

軟弱地盤の家を買ってしまい、暮らし始めは気が付かなくても、だんだん戸の閉まり具合が悪くなり、調べてみると基礎や窓周りなどにもヒビが入っている場合は、家全体が傾いている可能性が考えられ、原因は不均等に土地が沈んでいく「不動沈下」という場合があります。

またそういった軟弱地盤は地震が起きたとき、プリンや豆腐をお皿に移して持って歩くイメージに似ていますが、地盤の強いところに比べてよく揺れるため、地震の後に一気にこれらの症状が現れることが考えられます。

地震大国の日本列島ですから小さな地震でも、長年複数回を積み重ねていくことで、徐々に土地が不均一に沈下し、建物に損傷を与えていくこともあります。


以上のようなことが考えられるので戸建て探しの土地選びにはまず、「その土地は以前何だったのか?」を知るということが一番重要なことになります。

どうやって調べるのか? 

 

事務員しのぶちゃん
でもどうやったら良いん?地面見てもわからんで。

 

不動産営業まるい君
そこの物件を担当している不動産会社に聞くことが手っ取り早いですが、その不動産業者がその物件の売り主でない場合、あまりマイナスになるような答えは期待できないと考えたほうが良いですね。

 

まずは近隣エリアも含めた地形から、おおよその検討をして見ましょう。近くに川や池があって、元々は川か川原だった可能性や、田んぼや池、沼を埋め立てた可能性のある土地、造成によって高さのある擁壁に、盛土をされた土地などは地盤が弱い可能性があります。また、地名に湿地や水田、ほかにも水に由来する漢字が含まれていたりすると、もともと水分を多く含む軟弱地盤の土地である可能性も考えられます。

 

不動産営業まるい君
国土地理院のホームページの「国土変遷アーカイブ」の中にある「地図・空中写真閲覧サービス」で確認すると、数十年前の航空写真が無料で閲覧できるのでもともと池があった場所を埋め立てたり、谷地であったりという事がわかりますよ。

 

分譲地周辺の道路や電柱、家などの建築物も観察し、道路の不自然なひび割れや電柱の不自然な傾き、家の基礎部分や窓の周りにひびが入っていないかも必ずチェックしてみましょう。そのなかで、大きな建築物が長きにわたって建っていた土地や古くからの住宅地は、地面が固く締まっていることが考えられるので、地盤が強い可能性が高いです。ただ、地盤に関しては数メートル離れただけで地耐力が全く違うこともあるので、疑わしきは必ず地盤調査をして下さい。

その他、地盤調査会社のHPなどでも、軟弱地盤エリアマップを提供している場合があるので確認してみる事も一つの方法です。

今の戸建て分譲ではほとんどの不動産会社が、国土交通省認定の第三者機関による10年~20年の地盤保証を付けていますが、地盤事故と言われる不動沈下などは、10年以降で出てくることもありますので、安全な土地を見極めて家を建てることが大事ですね。