住宅ローン控除
数千万円という高額なマイホームを購入する場合、ほとんどの方が住宅ローンを利用します。住宅ローンとは銀行などの金融機関でマイホームの購入資金を貸してもらい、購入する土地と建物を担保に数十年という単位で返済していくローンのことです。
また、税制面でも住宅ローンに関するメリットのひとつとして「住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)」が使える今、できるだけ多い金額を住宅ローンで借りたいと希望される方もいます。
(住宅借入金等特別控除(住宅ローン控除)とは、個人が住宅ローン等を利用して、マイホームを購入した場合、住宅ローン等の年末残高に応じて所得税額から控除が受けられる制度)住宅借入金等特別控除とは→国税庁ホームページ
何歳から借りられるの?
住宅ローンの借入条件はについては各住宅ローン商品のパンフレットやホームページなどに記載されていますが一般的に申込時・お借入時の年齢が満20歳以上満71歳未満で、最終ご返済時の年齢が満80歳未満の方となります。
勤続年数ってどれだけあれば良いの?
まず大前提として正社員で3年以上の勤続年数があるのがひとつの目安です。また、アルバイト・パート・年金収入のみの方・無職の方が主となって住宅ローンの申し込みはできませんが、正社員ではなく、契約社員・派遣社員の方はご利用できる金融機関も多いです。
ただその場合健康保険・厚生年金保険の被保険者であり、雇用保険への加入が確認できることが条件となります。そして住宅ローンの利用に際しての審査基準に勤続年数があります。もちろん同一企業にて勤続年数の長い方が評価されるやすいのも事実ですがフラット35をはじめ、勤続年数を問わない金融機関もあります。
過去に病気をした場合は住宅ローンを貸してもらえないのか?
住宅ローンを返済していくうえでもちろん健康であることが望ましいのですが、民間の金融機関の場合、団体信用生命保険の加入が条件となっています。団体信用生命保険とは住宅ローンを融資するにあたり借りた側が何らかの理由で高度障害になったり死亡した場合、その時点で住宅ローンの残額が生命保険で金融機関に支払われ、残された家族は住宅ローンの支払いが無くなるという貸す側と借りる側が守られる保険です。
今では失業保険やがん保険、3大疾病特約付きや8大疾病特約付き団信などもあるので借りる側にとっては心強い存在と言えます。しかし生命保険である団信も生命保険である以上、過去の病気や持病の内容によって加入できないことがあります。団信に加入できなければ住宅ローンは借りられないのでその場合、団体信用生命保険が任意加入のフラット35を利用することになります。