
勝手口の必要性
モデルハウスや建売完成物件を見学していると、キッチンもしくは洗面所に「勝手口」の付いている物件を見たことがあるかと思います。いざ真剣に検討し実際に購入を考えている物件に勝手口が付いている場合やフリープランで自分たちの家を建てる場合「はたして我が家に勝手口は必要なのか?」と悩んでしまうお客様もおられます。
なぜモデルハウスに勝手口を付けるのか?
新築の建売完成物件や大型分譲地に勝手口の付いている物件がありますが、モデルハウスに勝手口を付ける理由はズバリ、お客様の家への欲望を上げるためです。なぜモデルハウスに勝手口が付いていれば、お客様の欲望があがるのか? モデルハウスは敷地の形から始まり建物の建っている方位、間取りの生活導線や家事導線などをよく考えてその家で暮らすことにベストな施しがされています。その中に勝手口も含まれるので欲望が上がるのです。でもそのモデルハウスに住むのなら良いですが、あくまでモデルハウスなので自分が建てる家とは違います。そこをよく考えていく必要があります。

防犯面や使い勝手からも判断する
例えば都市型の隣棟間の狭い物件にドアではなく「引き戸タイプ」の勝手口が付いている
建売物件を見かける事がありますが、防犯面や使い勝手から、ほぼ「不必要」です。また敷地面積の広い物件に、キッチンからの勝手口や洗面所からの勝手口が付いている場合、表通りなど人の視線がある場所からの視界が遮られる場所で無ければ使い勝手を優先して勝手口を付けるのも良いと思います。あとはその家の断熱性能や気密性、サッシ仕様にも関係しますが、物件や地域によって冬は寒く感じる場合もありますので、実際に勝手口のある家に住んでいる友人や知人などから意見を聞いてみるのも良いと思います。ともあれ採風勝手口ドアなどはオプション対応になると15万前後の追加費用もかかります。