
家探しは初体験がいっぱい
初めての家探しはすべてが初めて経験する事ばかりです。自分たちのライフスタイルを焦点に置き、まずは価格から希望エリアの絞り込み、次に間取りや立地環境など、マイホーム選びに時間と労力を使って動けば動くほど見えてくるのが初めての家探しだと思います。でも、「貸せない」「売れない」「資産性も無い」というマイホームにならないように、今だけではなく将来のことも見据えてマイホームを選ぶことが大切です。
生きていく上での基盤となるマイホーム
毎日の仕事から疲れ果てて帰る場所が、何よりも心休まるマイホームという場所でありたいと考えるのはごく当たり前のことです。そう考えると家の中は当然のことながら、近隣や周辺の環境もマイホームを選ぶうえでは重要になってきます。
人間は自分を取り巻く環境に大きく左右されがちです。街の落書きやゴミの不法投棄が目立つところではポイ捨てなどは当たり前の風潮になってしまいます。
また、たばこの吸い殻ひとつ落ちていない道や側溝には空き缶や吸い殻のポイ捨てはしにくいものです。
暮らす場所が違うだけで、行動や考え方にも変化がありますし、周囲の環境によって自分や家族の人生にも大きな影響を与えることになります。
どのような場所にマイホームをかまえるのか、そこにはどんな人たちが住みどのようなコミュ二ティが形成されているのかなど、自分とマイホームを取り巻く環境も買うのが「マイホームの購入」になるのです。
マイホームを「不動産」として資産性を考えていく
家探しの最初は自分たちの「今」のライフスタイルを中心にしたマイホーム選びになりがちですが、売ることもなければ人に貸すこともないという場合、一般的に見た資産性は考える事もないでしょう。
でも、私が担当した郊外の分譲地で住んでいる年配の人が言っておられたのは、若い頃に郊外に開発された今のマイホームを購入したんですが、子供が巣立っていき自分たちも年を取り老夫婦だけになった我が家は、間取りも広く掃除も大変だそうです。また、お買い物や医療施設に行くのは車が主要な交通手段となり、非常に不便さを感じるとのこと。
ではマイホームを売却して住み替えを考えたいのですが、少子化で人口減少が言われるなかでは年金生活の自分たちには現実的ではないとのことです。
お気の毒な話ですがそのような人団塊の世代の人は世代別の人口比率から見ても数多くいると思われます。
数十年後のことも視野に入れたマイホーム探しがポイント
購入するときは燃え建つ思いで前に進みますが、将来、売却もできないようなただの負債のような家ではなく、利便性など、しっかりと資産性も考慮したうえで、今後は数十年後のことも視野に入れたマイホーム探しが大変重要になると思います。
は良くても、例えば駅や商業施設までバス便に頼らざるを得ないような立地環境にマイホームを購入する場合は数十年と大きく違い、そのエリアで中古住宅が出てもなかなか売れないということが現実に沢山起きています。
まずは自分たちがその場所で暮らす決断をする前に、「その家は賃貸なら借り手が付くか?」 そのうえで「自分たちはそこに住んで満足のできる生活を送れるか?」最後に「売却したいと思ったら売れるか?」という3点を常に意識しながらマイホーム探しをしていくことで、間違いのない家探しができると思います。
慌てず漁らずじっくりと、今一歩深く考えた家探しをして下さい。きっと後悔しない家探しができるはずです。